ロボットの部品作成の為に3Dプリンタi3 Megaを購入

概要

ロボットを改造するために、3Dプリンタを使ってジグを作成していたが、DMM等に製作依頼をすると、100*30mm程度のサイズのジグでも1個1500円近くしてしまう。配送料も込みだし、この価格になるのもやむを得ないと思うが、気軽に頼むにはやはり高い。
ネットを見ると最近は家庭用3Dプリンタも安くなってきているし、評判も悪くないので、我が家にも導入してみた。

必要な要件の整理と機種選定

まずは、私が3Dプリンタに求めるものを列挙する。

・造形サイズは150mm四方程度あれば十分
・ヒートベッドがないとうまく造形できないとの声が多いため、ヒートベッドは必須
・PLAのみでも良いが、可能であればABSも造形できるもの
・サポートが充実しているもの
・ユーザーがある程度おり、ノウハウが蓄積されているもの
・不器用なので、組み立ては極力省きたい
・価格は4万円以下

とにかく不器用なので、なるべく簡単にできるものが良い・・・。ということで、ネットで上記を満たす3Dプリンタを探し、i3 Mega を購入した。
xyzプリンティングやQIDI TECH等の3Dプリンタとの悩んだが、xyzプリンティングは安い方はフィラメントが純正のみしか使えないこと、QIDI TECHは評判はいいが、若干予算オーバーだったことから、i3 Megaに決定した。

その他合わせて購入したもの

失敗を減らすためにはプラットフォームシートが必須、という意見が多かったので、プリンタと一緒に購入した。
このシートなしでも印刷できるが、あると底面がとてもきれいに仕上がる。

3M 3Dプリンタープラットフォームシート(3枚入) ABS/PLA対応 3099AB

3M 3Dプリンタープラットフォームシート(3枚入) ABS/PLA対応 3099AB

組み立て・設置

組み立ては評判通り非常に簡単、8本のネジを締めるだけであっという間にできてしまった。
最初前後を逆に取り付けてしまい、ネジを全部つけ直すことになってしまったが・・・。

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設置した3Dプリンタ

お試しプリント

まずは面白いものを作ろう、ということで個人利用であればフリーで使えるCADソフトであるFusion360を使って、うさまるグッズをモデリングし、i3 Megaでプリントしてみた。
ほとんどミスといったミスプリントもなく、安定して出力できている。
自分で想像したものが形になっていくのは非常に楽しい!!

ちなみに、Fusion360の使い方は以下を参考に勉強した。前ページカラーでとてもわかり易い。

Fusion 360 マスターズガイド ベーシック編

Fusion 360 マスターズガイド ベーシック編

うさまるメモ帳スタンド

左側のスリットにメモ帳を挟むもの。結構便利で職場でも活用してる。

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メモ帳スタンド


うさまるランチプレート型

ご飯を型抜きする型。もう少しきれいに抜けるかと思ったけどなかなか難しい・・・。

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プリントした型
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チキンライスでランチプレート

買ってみた感想

それなりにプリントに時間はかかるし、音もそれなりにする(洗濯機くらい)が想像したものがそのまま形になってプリントされるのは非常に楽しい。4万円弱で買えてしまうので、気になったら買ってみると楽しめるかも。