DJI Telloのモータ交換・修理方法を写真つきで詳しく紹介する

概要

DJI Telloがpythonで制御できると聞き、購入してみたが開封後30分でフリップ時に壁に衝突させ、モータが動かなくなってしまった。
モータを別途購入し、修理を行ったので記録として残しておく。修理にかかる作業時間は15分ほど、慣れていない人でも30分あれば出来るのでは?修理としてはかなり簡単な部類。

必要なもの

代替のモータ

モータを交換するので必須。私は以下を購入した。
4個で1500円程度で購入できるので比較的安価。モータは消耗品なので、少し多めに買っておいた。

はんだごて、はんだ

ケーブル接続時に必要。
どうせなら電池式の以下がお勧め、気軽に持ち運べるので外でも軽い修理が出来る。

白光(HAKKO) 電池式はんだこて FX901-01

白光(HAKKO) 電池式はんだこて FX901-01

熱収縮チューブ(もしくはビニールテープ)

半田付けした場所を絶縁するのに使用。

その他工具

はさみ、ピンセット

修理

故障したモータケーブルを切る

まずはTelloを裏返し、故障したモータのケーブルを取り出す。スリットに入っているので、針等で慎重にケーブルを引き出す。
その後、モータ側でケーブルを切り取りケーブルの端の被覆を5mm程度剥いておく。

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針でケーブルを引き出す

モータの取り外し

Telloを表返し、モータからプロペラをはずす。
その後、モータをまっすぐ強く引っ張るとモータが取り外せる。結構硬いので、手でがんばるか、難しいならばラジオペンチ等で引っ張ると良い。

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Telloからモータを取り外したところ

替えモータの取り付け

替えのモータのケーブルを下図のように穴に通す。この際、ケーブルの色を確認し、色のあったモータを選択すること。
かなり穴が小さいのでピンセット等で慎重に作業するといい。(ここが一番苦労するかも・・・。)
その後、モータを穴に押し込んではめ込む。

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ケーブルを通したところ

ケーブルの接続

それぞれの色に合わせてケーブルを半田付けし、熱収縮チューブで絶縁したら完成。熱収縮チューブを使う場合、半田付けする前にケーブルにチューブを通しておく必要があるので注意。
あまったケーブルは内側に丸め込む。

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修理完了!!

動作確認

プロペラ等を取り付け、飛行させてみると無事安定して飛行した。
所要時間は15分程度。モータが故障したくらいで修理に出すのはもったいないので、ぜひ試してみて欲しい。